薫様のサイト宇宙のごみ箱でごろキリ番を取って頂きました。
 かおさん素敵な小説どうも有り難うございますv



     こんにちわ。
     の、どなたかプリーズ!
     これの元ネタ・・分かった人・・・・。
     すいません・・・(涙)
     題名と出版社・・・教えて・・・・(しくしくしく・・・)
     ・・・たぶん山本まゆり先生の作品だったと思うんだけどなぁ・・・。
     ミステリーボーニータ、又はデラックス、その系統のやつで。
     かなぁぁり前に読みきり掲載されたやつ・・(涙)
     くすん・・。
     捜しているのに見つからないぃ・・・。
     ・・・・かっておくべきだった・・しくしくしく・・・。
    何はともあれv
     そのネタ(かなり変えてるけど)RINさんのリクエストv
     いくのですv

     ・・・・時期ハズレ?バレンタインネタをば・・・。
     (・・・んで・・・このあとに・・・おそらく・・・・肝試しの元ネタを・・・・おいこら・・)

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    ・・・・ぴしゃん。
    辺りには水が溢れ
    外からの光は一切入り込まないものの。
    それでも薄明かりを保っているそんな洞窟。
    
    ・・・ぎゃぁ・・・・。
    ・・・・・・・ぎゃぁ・・・・。
    「ほぎゃぁぁぁぁぁ!!!ほぎゃぁぁ!ほぎゃぁぁぁあ!」
    
    ぽう・・・・。

    光の球の中に浮かんでいる・・・・小さな赤ん坊。
    
    ― 人間はいつの時代も・・無力。

    そうおもい手を伸ばす。
    「・・・・う・・・お願いします・・その子を・・・。」
    ふと視線を向けると。
    ― 今赤子を産み落としたばかりの・・若い女性。
    相手―好きな男性との結婚に反対されて、駆け落ち。
    だが。
    相手は・・崖の上から車ごと彼女ともども・・転落。
    そしてこの森に墜落したときに、死亡。
    ― そして・・今、生き残った女性のその意識は・・遠のいている。
   
    ― 人の運命に手を入れるのは・・許されては・・・いない。

    ― だが・・・・。

    「―  分かったわ・・・・」

    その言葉を聞き・・・。
    栗色の髪の女性は・・安心したように・・・目を閉じた。

    後には・・。

    「ほぎゃぁぁぁぁぁ!!!〜!!!!」
    まるで火がついたようになく赤ん坊の声が。
    鍾乳洞なども多々とあるその洞窟内部にと・・響き渡ってゆくのみ・・・・。





        
   ラナ・フューチャー   〜イベント〜


 

    「こら!リナ!まぁぁぁぁた!今度は何をつれて帰ったのよ!」
    ぱさり。
    家に戻ると・・いつもののことというか・・・・。
    家の中を飛び回っている・・ヒヨドリたちが数羽。

    「あ!姉ちゃん!捕まえて!まだ怪我の手当てがすんでない!」
    そういいつつ、ぱたぱたと部屋の奥からその手に。
    消毒液と脱脂綿をもって走ってくる一人の少女。
    
    ・・・・はぁ。
    思いっきり拳を握り締め。
    息を吹きかけ。
    次の瞬間には。

    ―ごぃぃぃぃん!

    「うう・・・姉ちゃん・・・いたひ・・・・。」
    思いっきり頭を殴られ、その紅い瞳をうるうるさせて、見上げているのは。
    歳のころならば十二、三。
    栗色の髪に紅い瞳の女の子。
    「あのねぇ!いつもいっているでしょ!?
      むやみやたらに動物などを連れ帰るんじゃないの!」
    そんな言葉に。
    「だってぇ・・・。この子達、網にひっかかっていたんだもん・・・・」
    「だからって!何!?今度はヒヨドリ!?
      ・・・まあ、これは自然に戻せられるからいいけど・・・。」
    確か、数日前には猫、その前は亀。
    その又前は蝙蝠・・・ムササビ・・・・エトセトラ。
    そのたびに犬や猫などの里親を捜している。
    ・・・これがほぼ毎日のこととなれば・・・。
    黒い髪に紅い瞳。
    肩の辺りでその髪を切りそろえている女性にとっては。
    怒るのも当然であろうが。
    「だって!怪我してるのに放っておけないもん!」
    そういってぷうと少しむくれる少女をみて。
    くす。
    思わず優しく微笑む。
    その気持ちは・・とても純粋そのもので。
    「はいはい、じゃ、早くこの子達の怪我手当てして。
      で、元気になったら自然に戻してあげましょうね?リナ?」
    くしゃり。
    そういって、栗色の髪をなでる女性。
    その言葉にぱっと目を輝かせて。
    「うん!わーい!だから好き!ルナ姉ちゃん!」
    そういって・・・姉であるルナにと抱きつくリナ。
    「それはそうと、リナ。これは私がやっておくから。
      風呂!」
    強い口調でルナに言われ。
    はたと気付き。
    「あ・・!はーい!」
    ぱたぱたぱた。
    あわてて、風呂場にと向かってゆく少女―リナ。
    
    「・・まったく。」
    あの優しさは・・変わらないのよね。
    今も・・昔も。
    ふと、かつてのことを思い出す。
    ―  ・・・・が。
    それはもう・・はるかに過去のことで・・・・。

    「さて、リナが風呂に行っている間に。これをどうにかしますか。」
    未だに天井を我が物顔に飛び回っている鳥にと視線を向けて。
    少し溜息をつくルナ。
    家中を五・六羽のヒヨドリが飛び回っていたりする。
    すっ。
    そのまま無言で天井にと手を伸ばす。
    と。
    その刹那。
    ぴたりとヒヨドリたちの動きがとまり。
    そのまま下にと降りてくる。
    そして、そんな降りてきたヒヨドリたちの体を一瞬淡い光が包み込み・・・・・。
    

    「よし、これでよしっ・・っと。」
    そういいつつ、部屋の奥から鳥かごをもってきて
    その中にヒヨドリたちを入れてゆく。
    「さって、夕飯の仕度をしますかね。」
    そういいつつ、エプロンをつけ、台所へと移動する。
    
    この家―インバース家には姉であるルナと妹であるリナ。
    この二人しかいない。
    約二年と少し前にこの町にこの二人は引っ越してきた彼女達。
    何でも両親は事故で他界し。
    ルナが妹の面倒をずってみている・・・ということらしい。



     とりあえず。
     夕飯の仕度を終えて、テーブルへ。


     「ねえねえ?姉ちゃん?今日、アメリアに聞いたんだけど?
      『バレンタイン』・・って、なぁに?」

     ・・・・ずるっ。

     食事をしつつ、質問してくるリナに。
     思わずテーブルにと突っ伏すルナ。
     「・・・・本気でいってる?リナ?(汗)」
     そんな姉の言葉にキョトンとし。
     「ねえ?何なの?姉ちゃん?
      何か最近商店街とかでもそんなこといってるし?
       学校でも何かにぎやかだし・・・??」
     ―  リナにはちょっと前までの記憶がない。
     それは事故のせいだと姉であるルナはいうが。
     何でもリナもまた両親と一緒に事故にあったとか何とかで。
     助かったのは・・リナだけ・・であったらしい。
     ・・それゆえか。
     リナの記憶にあるのは・・・十歳の誕生日よりその後のみ。
     「・・・・育て方・・間違ったかしら・・・・。」
     ぶつぶついいつつ、
     「いーい?リナ?バレンタインっていうのはね?
       日ごろお世話になっている人や仲のいい人に何か物をあげるものなの。
       一般的にはチョコとか手作りの品物とか。
       そうしたら、そのお返しに・・ホワイトデー。
       というのがあるんだけど。
       それで大体バレンタインにあげた品物の約十倍相当の品を。
       返して貰えることがあるのよ。」
     ・・・・間違ってはいないであろうが。
     というか、そういうものなのであろうか?
     ここに第三者がいれば、絶対に突っ込みをするであろう。
     ルナのこの説明には・・・・。。
     だが、当然のことながらここにはルナとリナしかいない。
     そんなルナのその言葉に。
     「そーなんだ!じゃ!姉ちゃんとか、いつも遊んでくれるアメリアとかに、
      何か。」
     うーん・・・・。
     そう思い、そこで腕を組み考え始めるリナ。
     ・・・でもあたし、おこずかい・・あまりないしなぁ〜・・。
     などと思っているリナであるが。
     ないわけではなく使わないだけ・・・であるのだが。
     そんなリナに。
     「あら?リナ?別に買わなくてもいいのよ?
       私なんか手作りチョコとかで大概毎年、
        ハンドパックとか時計とかお返しにって貰ってるし。
         仕事仲間から。」
     そんなリナににっこりと笑っていっているルナ。
     ・・・・・実はこの家にある殆どといった品物全ては・・。
     ルナが貰ったものであったり、または。
     ルナが懸賞などで当てたものでまかなわれていたりする。
     なぜかルナは運がよく。
     必ず懸賞などに応募すれば絶対に当たる。
     何を隠そう、この家そのものすらも。
     ・・・購入した宝くじが当選し、それで建てた。
     というこの事実。
     そんな姉の言葉に目を輝かせ。
     「そっか!なら手作りチョコにしよっと!」
     それだと元ではかからないしv
     などと一人、納得しているリナ。
     「リナ?食べたなら早く片付けて寝なさいね?」
     「はーい。あ、それより姉ちゃんその前に手伝ってv
      明日用のチョコ作るのv」
     にっこりと笑って食器を片付けながらいってくるそんなリナに。
     思わずクスリと笑いつつも。
     「はいはい。じゃ、一緒につくろうか?」
     「うん!」
     ご飯を食べ終り。
     食器を片付けて。
     そのままチョコレート作りに入りだすこの姉妹。
     よくルナがお菓子などを毎日のように作るので。
     材料や道具はきっちりとそろっている。
     
     明日のために、手作りチョコを、作リはじめるリナであった。



    「・・・リナ?その紙袋・・なに?」

    次の日。
    昨日親友でもあるリナがバレンタインを知らないことに驚いた。
    リナと同い年でありそして同じクラスの少女。
    セーラー服に身を包み、その手に鞄をもち。
    リナが持っている紙袋を指差していっているのは。
    黒い髪に黒く大きなぱっちりした瞳をしている少女。
    「ああこれ?昨日姉ちゃんに手伝ってもらって作ったチョコv
     日ごろお世話になっている人達に上げるんでしょ?アメリア?」
    ・・・・まあ・・・・確かにそーだけど・・・。
    ・・・・でもリナ・・・・・本命・・・・。
    そう思い思わずこめかみに手を当てているアメリアと呼ばれた少女。
    そこにあるのは、袋の中に山とある、かわいらしい、
    ピンクの薄い紙でラッピングされている手のひらサイズの、
    袋の束・・・・。
    それをみて思わず唸っているアメリア。
    そんなアメリアの様子には気付くことなく。
    「それに!姉ちゃんもいってたし!
      手作りだったら!ホワイトデーとかいう日にもらえる、
       お返しが豪華だって!」
    
    ――どけっ゛!


    そんなリナの言葉に。
    一緒に側にいた二人の少女もまた・・・思わず地面にとこけていたりする。
    「・・・・リ・・・リナさん・・(汗)
     それ・・・ルナさんから聞いたんですか・・(汗)」
    よろよろとおきあがりつつ、疲れたようにいっているのは。
    その長いストレートの髪を腰の辺りまで伸ばしている、
    見た目お嬢様タイプの少女。
    「そーよ?ルナ姉ちゃんが教えてくれたのよ?シルフィール?」
    なぜ二人とも・・・転んでるんだろ?
    意味が分かってないリナ。
    『・・・・・・・・。』
    そんなリナの言葉に。


    ・・・・ルナさん・・・どーいった教え方を・・・・(汗)

    二人がそう同時に同じことを思っていたりする。

    「とりあえずvはいvアメリアとシルフィールの分v
      後は先生達と・・っと(はあと)」
    うきうきしつつ、校門を入ってゆくリナをみつつ。
    
    「・・・え・・・えと・・・・シルフィール?ガウリイさん達に・・・・。
     どう説明・・します?(汗)」
    「・・・・逃げておきませんこと?アメリアさん・・(汗)」
    昨日。
    どっちがリナからチョコをもらえるか・・・。
    といって、リナと同じクラスであるガウリイ=ガブリエフと。
    ゼロス=メタリオムが言い争って・・教室を半壊させかけたことを・・。
    ・・・・リナは・・・知らない・・・・。

    ・・・おそらく流血沙汰になりかねない・・。
    何しろあのガウリイはリナに首っ丈。
    それでもって、何でも気に入っているとかいって、何かとリナに、
    チョッカイかけてくるゼロス―。
    この二人の喧嘩の原因はいつもリナだということを。
    ・・・・・リナ以外の誰もが知っている。
    ・・・つまり、リナはこの三年間。
    まったくいまだにその事実にすら・・・気付いてもいない・・・・。


    うきうきとチョコを先生などに配っているリナをみつつ。
    複雑な気持ちでそれを見ているシルフィールとアメリアであった・・・。


    「・・・おっかしいわねぇ?何で?」
    リナがチョコをわたそうと休み時間などを利用して。
    クラスの子などに声をかけようとするが。
    ことごとく用事があるとか何とかで。
    全員が教室から出て行っていたりする。
    何でも今日は、ゼロス=メタリオムも、ガウリイ=ガブリエフも。
    家の都合で昼から学校に来るらしく。
    あの二人は後でいっかv
    などと思っているリナではあるのだが。

 
    ・・・・クラスメートとしてはたまったものではない。
    いや、クラスメートだけに限らず。
    リナからチョコを貰う=ガウリイ&ゼロス・・主にガウリイ。
    に何らかの制裁を受ける・・・・ということは・・誰でなくても分かること。

    ここ、3年・・いや、リナが中学に入ってからなので二年か。
    一年もたたないうちに、リナに言い寄ろうとした輩が・・全て。
    ガウリイによって制裁受けていることを・・リナは知らない。
    そのためか。
    今ではリナに言い寄ろうとするチャレンジャーは。
    はっきりいってそんな度胸のある人間はいなくなっているこの事実。
    何しろガウリイは・・・リナと出会ってからは・・リナ一筋で。
    そしてまた。
    なぜかゼロスはゼロスでリナを気に入っているとか何とかいって。
    リナにチョッカイかけまくっていたりする。
    ・・・・リナはまったくそんな二人に気付いてないが。
    姉がゼロスにはあまり近寄らないように。
    そういっているのでそれほど深く付き合っている・・というわけでもなく。
    リナにとってはただの便利のいいクラスメート。
    ・・・・ガウリイも同じく。

     
    なぜか今日は全員自分を避けているような気がしなくもない。
    「・・ま、いっか。とりあえず・・っと。」
    全員に配るために簡易的にダンボールで箱を作っているリナ。
    ごそごそ。
    そんな作業をしていると。
    がらり。
    教室の扉が開いてゆく。

    そこから入ってくるのは。
    金髪碧眼長身の長い髪をしている一人の男性。
    それに気付き。
    「あ!ガウリイ!」
    にっこりと笑い。
    多量にある袋の一つを一つつかんで、にっこり笑って、
    入り口の方にと走りよってゆくリナ。

    教室に入れば、大好きであり愛しい少女が自分に向かって駆け寄ってくる。
    思わず顔をほころばせ。
    「リナ!」
    元気よく手を上げて挨拶をしているのは。
    リナのクラスメートでもあり、自称リナの恋人。
    ・・・本人がそう言っているのだが、リナは・・・まったく知らないというか。
    気付いてもいないが。
    ガウリイ=ガブリエフ。
    金髪碧眼・・黙っていればかなりの超美男子。
    超巨大財閥ガブリエフ財閥の次男でもあるその男性。
    
    「はいvガウリイ(はあと)バレンタインのプレゼントv」
    にっこりと笑って。
    手にもっている薄いピンクの紙でかわいくラッピングされたそれを。
    ガウリイにと差し出しているリナ。
    それをみて。

    り・・・リナが・・俺に!?
    くぅぅぅぅ!(はあと)
    かなり内心舞い上がっているガウリイなのだが。
    そこに。
    「これ、あたしの手作りだからねv」
    さりげに止めの一言を付け加えているリナ。

    袋をうけとりつつ。
    「リナぁぁ〜!!!(はあと)」
    ようやく俺の想いがわかったんだな!(はあと)
    そんなことをおもいつつ、両手を広げて目の前にいるリナに。
    抱きつこうとするガウリイ。

    だが。

    「あ、ゼロス。」
    
    ひょい。

    すかっ。

    丁度教室に入ってきたニコ目の男性に気付き。
    そちらに移動しているリナ。
    ガウリイの手はむなしく空中を抱きしめていたりする。

    「はいvゼロスvバレンタインの手作りチョコレートv」
    そういってにっこりと笑いそこにいる男性。
    ゼロス=メタリオムにとガウリイと同じ袋を差し出しているリナ。

    そんなリナに。
    「ええええ!?これ僕にですか!?ありがとうございますv
      リナさん、僕だけのために(はあと)」
    そういいつつ、にこやかにそれを受け取っているゼロス。
    うーん。
    今回はもしかしたらうまくいくかもしれませんね(はあと)
    などと思っているゼロスではあるが。
    「リナぁぁぁあ!何でそんなやつに!?」
    何やらガウリイが叫んでるけど?
    その意味を・・まったく理解してないリナは。
    ただ首をかしげ。
    「リナさん(はあと)」
    こちらもまた、そんなリナに両手を広げてリナを抱きしめようとしていたりする。

    ・・・・が。

    すかっ。

    「あ!ゼル!」

    ちょうど廊下を歩いている・・一学年上の男子生徒。
    ゼルガディス=グレイワーズの姿を見つけて。
    そっちに走っていっているリナ。

    ・・・・ひゅぅ・・・・。

     むなしくゼロスの手も空中を抱きしめる。

    「・・おいこら・・・ゼロス・・・・リナは、俺のついで!に。
      貴様にもあげたんだからな・・・・。」
    低い声でゼロスにいっているガウリイに。
    「おや?逆とおもいますよ?リナさんは僕(はあと)のついでに(はあと)
     ガウリイさんにもあげたのだとおもいますよ?(はあと)」
    にこやかにいつものようにニコニコしつつ言っているゼロス。
    ぱちっ。
    教室中の空気が・・凍りつく。
    殺気などが溢れ還り。
    まず普通の人間では・・・気絶するか混乱すること間違いなし。
    まさに一色触発。
    そんな状態の中に。


    「はいvゼルvバレンタインの手作りチョコv」

    「・・・・・え゛!?(汗)」
    いきなり教室から出てきたリナにチョコを差し出され。
    そのまま固まっているゼルガディス。
    ―ぞくり。
    それに気付いたガウリイがゼルガディスに殺気をおもいっきり
    向けていたりするが。
    それに気付き、冷や汗をだらだら流しているゼルガディス。
    「い・・・いや・・・いい。俺は甘いものは苦手だ・・・・。」
    冷や汗と脂汗を流しつつ、リナのチョコなんて貰ったら・・。
    ガウリイに殺されるしな・・・。
    などと内心思っているゼルガディス。
    そんなゼルガディスのその言葉に。
    「えええええ!?だったら!?
      お返しの品物が減るじゃないのよ!
       十倍返しもらえるんでしょ!?手作りあげたら!?」
    『・・・・・・。』
    しばししばらく一瞬の静寂。

    「うーん。じゃ、あれ配るの手伝ってねv」

    あれ。

    そういってリナが空気が凍り付いているのにまったく気付くことなく。
    指差した・・その教室の一角には。
    リナの机の横に箱にはいって山とつまれている・・・。
    かわいいピンクの紙でラッピングされている・・・小さな袋。
  
    ・・・・ガウリイとゼロスが貰ったのと・・まったく同じもの。
    それが・・・・山とつまれていたりする・・・・。
 
    「・・・お・・・おい・・・リナ(汗)」
    思わず声をかすれさせつつ。
    問いかけるゼルガディスに。
    「あvガウリイもゼロスも手伝ってねv
      今日中に学年全員に配り終えるからv
      姉ちゃんがいってたけど、異性にくばったら。
      必ず!お返しもらえるっていってたしv」
    無邪気ににっこりと微笑むリナに。
   
    『・・・・・・・・。』

    沈黙するより術がないガウリイとゼルガディス。

    「・・お・・・おい・・・リナ?(汗)少し聞くが・・・。
     ・・・お前・・バレンタインの意味・・知ってるのか?(汗)」
    かすれるゼルガディスの問いかけに。
    「え?この日に何か渡したらvホワイトデーとかいう日に、
     いいものがもらえる日vしかも相場の十倍返しで(はあと)」
    にこやかににっこりと笑い、あっさりと即答しているリナ。
   
    ―ごげっ!

    その言葉に男性三人は・・。
    ものの見事に・・・床にとずっこける。

    ??
    何こけてるの?ガウリイ達?
    リナは・・・意味がわかってない。

    「ってことでvあたしのお返しの品物ために(はあと)
      配るの手伝ってねぇv三人とも(はあと)」
    にこやかに。
    無邪気な笑顔を向けているリナであった・・・。



    「リナぁ〜(涙)」
    「・・・リナさぁん・・・・(汗)」
    「・・・・やっぱしか・・・・(溜息)」
    リナがバレンタインのイベントの意味をまったく、理解してないことに気付き。
    情けない声を出しているガウリイ。
    そして、目を点にしているゼロス。
    溜息ついているゼルガディス。

    そんな三人の姿が。
    昼休みの教室で。

    見受けられてゆくのであった・・・・。

    
    リナに言われるまま、表向きはチョコ配りを手伝った三人ではあるが。
    その後ですぐに。
    ガウリイが、配り終えた生徒たちから・・脅し取り・・もとい。
    説得して、リナの手作りチョコを・・全て回収したことは。
    リナの知らないこと。


    「さってと!これだけ配れば!ホワイトデーはあたしのものよ!」
    その日を楽しみに。
    一人喜んでいるリナの姿が。
    そこにはあったのであった・・・・。

    ・・・・バレンタイン。
    それは・・・・好きな人に告白する・・イベント・・の一つ・・・なのだが。
    ・・・・リナはお返しに豪華なものがもらえる火。
    ・・・・そう勘違いしていたりする・・・・。


    そんなリナの無邪気さに振り回されるガウリイと。
    今回も・・ですか・・・(汗)
    さすがにあきれつつも溜息つきつつ心でつぶやいているゼロス。
    そして・・・・

    「・・・・誰かあいつの誤解をとけよ・・・(汗)」
    「・・・・ガウリイさんが暗いです・・・・。」
    「・・・・ガウリイ様・・・怖いですわ・・・・・(涙)」
    しばらくの間。
    教室中でいじけているガウリイの姿が。
    見うけられてゆくのであった。



    リナ=インバース。
    ・・天然記念物を通り越した・・・・超鈍感娘。
    ・・・そういっても過言ではないであろう。



                                    −終り♪ー


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  あとがきもどき:
       薫:・・・はいv
         ええと、RINさんからのリクエストは。
         ガウリイ→リナ←ゼロスで。
         リナに振り回される二人を。
         ということでした(笑)
         リナ、この時点で・・恋愛感情・・・なし!
         とゆーかわかってないです!(爆!)
         ゼロスはガウリイの負の感情を面白おかしく食べてたりして・・・。
         いちおー、ガウリイだけは気付いてますが。
        ・・・・ゼロス、魔族です。
         でもこの時代では人間世界に紛れ込んでます。
         魔族達は(こらまて!)
         ではではvリクになってないリク小説をばお届けしましたのですv
         それではv
 



 かおさん、どうも有り難うございますv
 わーいvルナ姉ちゃんが出てるvすごく嬉しいですv
 RINはスレイヤーズキャラで誰が好きって言ったらまずは、リナ・ゼロス・L様・ルナのこの4名が順不同の同率一位で好きですねvもうv
 だから凄く嬉しいですv
 リクエストに入ってないのに出てきてるのが、もう!凄くv
 勿論ガウリイも好きですけど…この4名はダントツですv
 ちなみに何故にこのリクなのかと言うと…リナに振り回されるガウリイとゼロスが好きだからですv
 …それにしても…世間からずれてるリナも良いですね〜v
 …でもそれを嘆くルナ姉ちゃん…充分ルナもずれてるよ〜(そこが良いけどv)などと思いながら読ませて頂きましたv
 …にしても…なんだか似た様なネタを随分昔に読んだ事があるような…
 …なんだったのかどこだったのか少しも思い出せない…あうあう…
 …うーん?なんだったんだろ?…かおさんが前書きで書いてる元ネタの話と同じものである可能性もあるにはあるけど…私かなり昔から割とボニータ読んでるし…でもだからって毎回必ず読んでる訳でも無いし…ましてや全部読んでる訳じゃ無いし…うーん…でも山本まゆり先生は単行本は持ってないけど読んだ事がまるで無い訳じゃないし…
 …などと言う感じでRINは思い出せません…(かおさん済みません<(_ _)>)
 
 ―ともかく…とても楽しく読ませて頂きましたv改めて、有り難うございましたv

                                              ―RIN―